ネッククーラーは、首に当てたプレートを電気で冷やして、体の熱を逃がす家電です。最近は、冷やすだけでなく温めることもできる「冷温両用」の機種が増え、夏だけでなく冬や季節の変わり目にも使えるようになりました。
この記事では、方式の違いと選び方を整理したうえで、性格の違う5台を比べます。重さや使える時間はメーカー公式の数字、値段は2026年10月3日の価格.comの最安値で確かめました。
冬にも使いたいなら、冷やすと温めるを自動で切り替えられるソニーのREON POCKET 6を選んでください。夏だけ安く使いたいなら、約4,000円のサンコー ネッククーラーLiteで足ります。
使う前に知っておきたいこと
ソニーは公式サイトで、REON POCKETは熱中症対策として使うものではないと書いています。想定している使い方は、ふだんの外出や通勤、軽い運動(ウォーキングやゴルフなど)です。ネッククーラーは暑さを和らげる道具で、熱中症を防ぐ道具ではありません。暑い日は、水分をとる、涼しい場所で休むといった対策をあわせてください。
ネッククーラーの方式の違い
今回の5台は、どれも「ペルチェ素子」という部品で首に当たるプレートを冷やす方式です。電気を流すと片側が冷え、反対側が熱くなる部品で、流す向きを変えると温めることもできます。
- 首に当てるだけのタイプ(ソニー REON POCKET):本体を首の後ろに当てて、肌に触れる面を冷やしたり温めたりします。ソニーは「冷風や温風が出る商品ではない」と書いています。
- 風も出るタイプ(TORRAS COOLiFY 2S PRO):首にかけるファンに冷却プレートが付いていて、プレートで冷やしながら風も送ります。
- モバイルバッテリーにつなぐタイプ(サンコー ネッククーラーLite):本体に電池がなく、USBケーブルでモバイルバッテリーにつないで使います。
選び方の4つのポイント
1. 温める機能があるか
冬や季節の変わり目にも使いたいなら、温める機能のある機種を選んでください。今回の5台では、ソニーの3台とTORRASが温められます。サンコーは冷やすだけです。
2. 使える時間は「強さ」で大きく変わる
メーカーが書いている使用時間は、冷やす強さによって何倍も違います。たとえばREON POCKET 6の冷やす機能は、いちばん弱いレベルで約10時間、いちばん強いレベルで約3時間です。長い時間だけを見ず、強いレベルで何時間使えるかも確かめてください。
3. 重さは本体だけか、バンド込みか
ソニーは、本体だけの重さと、首にかけるバンドを付けた重さを分けて書いています。比べるときは、首にかかる重さ(バンド込み)でそろえてください。
4. スマホのアプリが必要か
ソニーのREON POCKETは、スマホのアプリで強さを細かく決めたり、自動モードを使ったりします。スマホを使わない人には、本体のボタンだけで使える機種のほうが手軽です。
ネッククーラーおすすめ5選 比較表
| 機種 | 温める機能 | 首にかかる重さ | 冷やす機能の使用時間(強〜弱) | 今の売値 |
|---|---|---|---|---|
| ソニー REON POCKET 6 | あり | 約165g | 約3〜10時間 | 約19,800円 |
| ソニー REON POCKET PRO Plus | あり | 約259g | 約5.5〜34時間 | 約27,500円 |
| ソニー REON POCKET 5 | あり | 約153g | 約4〜17時間 | 約14,200円 |
| TORRAS COOLiFY 2S PRO | あり | 約435g | 約3〜6時間 | 約22,000〜34,000円 |
| サンコー ネッククーラーLite | なし | 約140g | 約3.5〜5.5時間 | 約4,000円 |
重さと使用時間はメーカー公式の値です(ソニーは30℃の部屋で測った値、サンコーは容量10,000mAhのモバイルバッテリーを使ったときの値)。売値は2026年10月3日の価格.comの最安値です。
ネッククーラーおすすめ5選
1. ソニー REON POCKET 6|冬にも使いたいなら
2026年5月に出た、ソニーの標準モデルです。冷やす強さは5段階、温める強さは4段階で、冷やすと温めるをまわりの環境に合わせて自動で切り替えるモードもあります。ソニーによると、冷える面の温度は1つ前のREON POCKET 5より最大2℃低くなりました。
重さは本体だけで約125g、バンド込みで約165gです。冷やす機能はレベル5で約3時間〜レベル1で約10時間、温める機能はレベル4で約3時間〜レベル1で約7時間使えます。80%まで約60分で充電できます。
価格.comの最安値は約19,800円(本体とバンドのセット)です。温度などを測る小さなセンサー「REON POCKET TAG 2」が付いたセットは約27,500円です。
弱点は、REON POCKET 5より冷やす機能の使用時間が短いことです(いちばん弱いレベルで比べて約17時間に対して約10時間)。連続で使うと、冷やす機能は15時間、温める機能は8時間で一時停止します。
こんな人に:通勤や外出で、夏も冬も1台で使いたい人

2. ソニー REON POCKET PRO Plus|冷やす力を優先するなら
2026年4月に出た、REON POCKETの上位モデルです。ソニーは2026年4月時点で「シリーズで最も冷却力が高い」としています。冷やす強さは5段階、温める強さは4段階です。
冷やす機能はレベル5で約5.5時間〜レベル1で約34時間、温める機能はレベル4で約5.5時間〜レベル1で約10時間と、5台のなかで最も長く使えます。
価格.comの最安値は約27,500円です。なお、1つ前のREON POCKET PRO(RNPK-P1)を持っている人は、本体のソフトウェアを更新すると同じ冷却機能を使えるとソニーが案内しています。
弱点は重さです。本体だけで約194g、バンド込みで約259gと、REON POCKET 6より約100g重くなります。満充電には約200分かかります。
こんな人に:外回りなど長い時間使う人、冷やす力を優先したい人

3. ソニー REON POCKET 5|安くREON POCKETを使いたいなら
2024年4月に出た、REON POCKET 6の1つ前のモデルです。冷やす機能と温める機能があり、自動で切り替えるモードも使えます。
重さは本体だけで約116g、バンド込みで約153gと、ソニーの3台のなかで最も軽い機種です。冷やす機能はレベル5で約4時間〜レベル1で約17時間、温める機能はレベル4で約4時間〜レベル1で約8時間使えます。
価格.comの最安値は約14,200円で、この値段にはセンサー「REON POCKET TAG」が付いたセットが含まれます。
弱点は、新しいREON POCKET 6より冷える面の温度が最大2℃高いことです。連続で使うと、冷やす機能も温める機能も8時間で一時停止します。旧型なので、在庫がなくなりしだい買えなくなります。
こんな人に:できるだけ安くREON POCKETを使いたい人
4. TORRAS COOLiFY 2S PRO|風も欲しいなら
2026年4月に出た、首にかけるファンに冷却プレートが付いた機種です。プレートは首元と左右の3か所にあり、冷やしながら風も送ります。温めるモードもあり、スマホのアプリでも操作できます。
使える時間は、冷やすモードで約3〜6時間、風だけのモードで約13〜28時間、温めるモードで約4〜6時間です。電池の容量は5,000mAhです。
値段は売る店によって大きく違います。価格.comの最安値は約22,000円ですが、価格.comに載っているのは1店(アプリコット色)だけです。Amazonでは約34,000円です。
弱点は重さです。約435gと、5台のなかでいちばん重く、REON POCKET 6の約2.6倍あります。
こんな人に:プレートの冷たさに加えて、首まわりに風も当てたい人

5. サンコー ネッククーラーLite|夏だけ安く使いたいなら
2026年4月に出た、サンコーのネッククーラーで最も軽いモデルです。重さは約140gで、冷やす強さは強・弱・ゆらぎの3つです。サンコーによると、外の気温が35℃のとき、強モードで外の気温より10〜17℃低くなります。
本体に電池はなく、USBケーブルでモバイルバッテリーにつないで使います。容量10,000mAhのモバイルバッテリーなら、強で約3.5時間、弱で約5.5時間使えます。
価格.comの最安値は約4,000円で、5台のなかでいちばん安い機種です。
弱点は、温める機能がないことと、モバイルバッテリーとケーブルが必要なことです。冬には使えません。
こんな人に:夏だけ、できるだけ安くネッククーラーを使いたい人
季節ごとの使い方
- 夏:通勤や買い物など、外を歩くときに首元を冷やせます。屋外で長い時間使うときは、強いレベルだと電池が早くなくなるので、使用時間を確かめておいてください。
- 冬:温める機能のある機種なら、首元を温められます。暖房の効いた室内と寒い屋外を行き来するときは、自動で切り替えるモードが便利です。
- 季節の変わり目:朝は寒く昼は暑い日は、REON POCKET 5と6の、冷やすと温めるを自動で切り替えるモードが向いています。
まとめ
ネッククーラーは、温める機能があるかどうかで使える季節が変わります。
- 冬にも使いたい:ソニー REON POCKET 6
- 冷やす力と使用時間を優先:ソニー REON POCKET PRO Plus
- 安くREON POCKETを使いたい:ソニー REON POCKET 5
- 風も欲しい:TORRAS COOLiFY 2S PRO
- 夏だけ安く使いたい:サンコー ネッククーラーLite
使用時間は、冷やす強さによって何倍も違います。買う前に、自分が使いたい強さで何時間使えるかを確かめてください。
関連記事
- サーキュレーターおすすめ5選比較【2026年】冬の暖房にも使える選び方(部屋全体の温度ムラを減らしたい方へ)
- 2026年エアコンおすすめ比較!電気代が安いのは?(エアコンの買い替えを考えている方へ)
- モバイルバッテリーおすすめ5選【2026年夏版】(サンコーのネッククーラーと一緒に使うモバイルバッテリーを探している方へ)
- 冷風扇おすすめ5選比較【2026年夏】(エアコンのない部屋を涼しくしたい方へ)
- ハンディファンおすすめ5選【2026年夏版】(外出先で手軽に涼みたい方へ)




コメント