ロボット掃除機は、ゴミ捨てとモップ洗いをどこまで機械に任せたいかで選ぶと失敗しにくくなります。ゴミ捨てだけ任せるなら3万円台、モップの洗浄と乾燥まで任せるなら4万円台半ばから、温水洗浄やモップの伸び出しまで求めると9万円前後が今の売値の目安です。
この記事では、値段の安い順に5機種を紹介し、それぞれの弱点と合わない人も書いています。表の値段は、2026年10月12日に価格.comで調べた最安値です。値段は日々変わるため、買う前に最新の値段を確かめてください。
ロボット掃除機を買って後悔する人に共通する原因
ロボット掃除機で後悔する人の多くは、本体の性能よりも、家の状態と手入れの量を見落としています。
1つ目は床に物が多いことです。ケーブルや靴下、子どものおもちゃが床にあると、ロボット掃除機は引っかかって止まったり、避けて掃除しない場所が残ったりします。走らせる前に床の物を片づける時間が毎回かかる家では、使わなくなりがちです。
2つ目は家具の下に入れないことです。ソファやベッドの下のすき間が本体の高さより低いと、そこは掃除できません。この記事の5機種は、本体の高さが81mmから111mmまで30mmの差があります。
3つ目は手入れの量を見誤ることです。水拭きできる機種でも、モップを手で洗う機種と、ステーションが洗って乾かしてくれる機種があります。モップを洗う手間が残ると、水拭きを使わなくなる人もいます。
ロボット掃除機の選び方
ステーションで何を自動にしたいかを決める
ステーションは、掃除のあとにロボット掃除機が戻る台です。機種によってできることが大きく違い、値段の差もほぼここで決まります。
ゴミの収集だけをするステーションは、本体のゴミを吸い上げて袋にためるので、ゴミ捨ての回数が減ります。モップの洗浄・乾燥・給水までするステーションは、水拭きの手入れもほぼ任せられますが、ステーション自体が大きく、置き場所が必要です。
本体の高さと家具の下のすき間を測る
ソファやベッド、テレビ台の下を掃除したい場合は、すき間の高さを先に測ってください。すき間が本体の高さより低いと入れません。今回の5機種では、DEEBOT T50 OMNIが81mmでいちばん低く、Eufy Robot Vacuum Omni E25が約111mmでいちばん高い機種です。
部屋の広さと床の状態を考える
ワンルームや1LDKなど狭い部屋なら、小さい本体のほうが家具のすき間に入りやすくなります。広い家やペットの毛が多い家では、吸引力が強く、ゴミをためられる量が多い機種のほうが手間が減ります。
ロボット掃除機おすすめ5選
値段の安い順に紹介します。順位ではなく、予算と自動にしたいことで選んでください。
エコバックス DEEBOT N30 PLUS|ゴミ捨てだけ任せたい人に
今の売値は34,800円で、5機種の中でいちばん安い機種です。2026年10月12日の価格.comでは、ロボット掃除機の売れ筋4位でした。最大吸引力は10,000Paで、ステーションが本体のゴミを自動で吸い上げます。ステーションのゴミ袋は約1.5Lです。(出典:価格.com スペック)
弱点は、モップの洗浄と乾燥を自分で行うことです。水拭きを毎日使いたい人は、そのたびにモップを洗う手間が残ります。本体の高さは104mmで、5機種の中では2番目に高いため、すき間が10cmほどの家具の下には入りにくくなります。価格.comでは、新しいモデルとしてDEEBOT N50 OMNI(69,800円、2026年7月発売)も案内されています。
向いているのは、まず3万5千円前後でゴミ捨ての手間を減らしたい人です。水拭きを手入れなしで使いたい人には合いません。
エコバックス DEEBOT T50 OMNI|5万円以下でモップ洗浄まで任せたい人に
今の売値は44,800円です。最大吸引力は15,000Paで、本体の高さは81mmと5機種の中でいちばん低く、家具の下に入りやすい機種です。ステーションはゴミの収集に加えて、70℃の温水でのモップ洗浄、45℃の温風乾燥、給水まで自動で行います。(出典:メーカー公式)
注意したいのは、2026年3月20日に後継機のDEEBOT T50S OMNIが発売されていることです。T50S OMNIは最大吸引力が25,000Pa、モップを最大75℃の熱水で洗え、今の売値は69,800円です。旧型のT50 OMNIは後継機より25,000円安く、ゴミ収集だけのN30 PLUSとの差は10,000円です。モップ洗浄まで自動の機種が5万円以下で買えるのは、今回調べた中でこの機種だけでした。
弱点は、最安値が一部の店に限られることです。2026年10月12日の価格.comでは、44,800円の店のほかは59,800円でした。洗剤の自動投入はなく、洗浄液は給水タンクに自分で入れます。ステーションは高さ533mmあるので、置き場所を測ってから選んでください。(出典:メーカー公式)
向いているのは、予算5万円以下で水拭きの手入れまで減らしたい人です。最新の吸引力や熱水洗浄にこだわる人は、T50S OMNIと比べてください。
アイロボット ルンバ Mini + AutoEmpty充電ステーション|狭い部屋と家具のすき間が多い家に
今の売値は49,800円です。本体は24.5cm四方、高さ92mm、重さ約2.0kgと小さく、家具と家具の間の狭いすき間に入りやすい機種です。ステーションがゴミを集めるので、使い方によっては約3か月ゴミ捨てが要らないとメーカーは案内しています。水拭きは、使い捨ての床拭きシートを付けて行う方式で、水を入れるタンクはありません。(出典:メーカー公式)
買う前に知っておきたいのは、出荷が止まっていた時期があることです。2026年7月から順次出荷を一時停止し、再開は10月中旬以降の予定と報じられていました。2026年10月12日の価格.comでは14店で売られていますが、注文前に在庫と届く日を確かめてください。(出典:ASCII 2026年7月6日の記事)
弱点は、吸引力の数値が公表されていないことと、床拭きシートを買い足す必要があることです。ステーションはゴミの収集だけで、モップを洗う機能はありません。
向いているのは、ワンルームや1LDKで家具のすき間が多い人です。広い家を一度に掃除したい人や、水拭きの消耗品を増やしたくない人には合いません。
アンカー Eufy Robot Vacuum Omni E25|ローラーモップで水拭きを重視したい人に
今の売値は69,800円です。最大吸引力は約20,000Paで、5機種の中でいちばん強い数値です。水拭きは幅約29cmのローラーモップで行い、ステーションがゴミの収集、モップの洗浄、温風乾燥、洗剤の自動投入まで行います。(出典:価格.com スペック、メーカーのプレスリリース)
弱点は、本体の高さが約111mmで5機種の中でいちばん高いことです。すき間が11cmより低い家具の下には入れません。本体の重さも5.2kgで、5機種の中でいちばん重くなります。
向いているのは、水拭きの仕上がりと手入れの少なさを両方求める人です。低い家具の下を掃除したい人には合いません。
Dreame L40 Ultra AE|手入れをいちばん減らしたい人に
今の売値は89,710円です。最大吸引力は19,000Pa、本体の高さは97mmです。ステーションはゴミの収集、最大75℃の温水でのモップ洗浄、温風乾燥、給水、洗浄液の補充まで行い、メーカーは最大100日間お手入れ不要と案内しています。モップは壁や家具の際に向けて最大4cm伸びます。(出典:メーカー公式)
弱点は、5機種の中でいちばん高いことです。最安値の89,710円は1店だけで、ほかの店は99,800円でした。ステーションは高さ590mm、重さ9.0kgあるので、置き場所の確保が必要です。100日の数字はメーカーの社内試験による目安で、家の広さや使い方で変わります。(出典:メーカー公式)
向いているのは、9万〜10万円の予算で、ゴミ捨てもモップの手入れもできるだけ減らしたい人です。置き場所が狭い人や、5万円以下に抑えたい人には合いません。
ロボット掃除機5機種の比較表
表の値段は、2026年10月12日に価格.comで調べた最安値です。
| 商品名 | 今の売値 | 主なスペック | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| エコバックス DEEBOT N30 PLUS | 34,800円 | 吸引力10,000Pa/高さ104mm/ゴミ収集のみ | 3万円台でゴミ捨てを減らしたい人 |
| エコバックス DEEBOT T50 OMNI | 44,800円 | 吸引力15,000Pa/高さ81mm/ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥 | 5万円以下で水拭きの手入れも減らしたい人 |
| アイロボット ルンバ Mini + AutoEmpty充電ステーション | 49,800円 | 吸引力は非公表/高さ92mm/ゴミ収集のみ・床拭きシート式 | 狭い部屋で家具のすき間が多い人 |
| アンカー Eufy Robot Vacuum Omni E25 | 69,800円 | 吸引力約20,000Pa/高さ約111mm/ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥・洗剤投入 | 水拭きの仕上がりを重視する人 |
| Dreame L40 Ultra AE | 89,710円 | 吸引力19,000Pa/高さ97mm/ゴミ収集・75℃洗浄・乾燥・給水・洗浄液補充 | 手入れをいちばん減らしたい人 |
買う前に確認したいこと
ロボット掃除機は、届いてから「置けない」「入れない」と気づくことが多い家電です。注文する前に、次の4つを確かめてください。
- ソファやベッドの下のすき間の高さ
- ステーションを置く場所の幅・奥行き・高さと、近くのコンセント
- 床に出しっぱなしのケーブルや小物を片づけられるか
- ゴミ袋やモップ、床拭きシートなど消耗品の値段
正直に伝えたいロボット掃除機の弱点
ロボット掃除機は、床の掃除をすべて代わりにしてくれる家電ではありません。階段は掃除できず、部屋の隅や家具の脚まわりにはゴミが残ることがあります。週に何回かはコードレス掃除機などで仕上げる前提で考えると、期待との差が小さくなります。
ステーションが大きい機種ほど手入れは減りますが、置き場所を取ります。今回の5機種では、DEEBOT T50 OMNIのステーションが高さ533mm、Dreame L40 Ultra AEのステーションが高さ590mmあり、狭い部屋では圧迫感が出ます。
ペットがいる家では、床のフンや吐いたものを踏んで広げてしまうおそれがあります。障害物を避ける機能がある機種でも、すべてを避けられるとは限らないので、走らせる前に床を確かめてください。
まとめ
ロボット掃除機は、吸引力の数字よりも自動にしたい手入れと家の状態で選ぶと後悔しにくくなります。
ゴミ捨てだけ任せたいならDEEBOT N30 PLUS、5万円以下でモップ洗浄まで任せたいならDEEBOT T50 OMNI、狭い部屋ならルンバ Mini、水拭きを重視するならEufy Robot Vacuum Omni E25、手入れをいちばん減らしたいならDreame L40 Ultra AEが候補です。
迷ったら、まず家具の下のすき間とステーションの置き場所を測ってから、予算に合う機種を選んでください。







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