東芝のドラム式洗濯機「ZABOON(ザブーン)」に、2026年モデルのTW-137XP6が加わりました。1つ前の上位機TW-127XP5と比べると、洗濯の容量が12kgから13kgに増え、標準コースの電気も少なくなっています。
一方で、10月2日時点の値段の差は約21万円あります。東芝公式の仕様表を2機種そろえて突き合わせ、何が変わって何が同じなのか、その差に21万円を払う価値があるのかを整理しました。
洗濯から乾燥までの時間、乾燥の容量、本体の大きさは、新型も型落ちも同じです。新型の電気代は年約2,200円安くなりますが、値段の差を取り戻すことはできません。
新型は13kgと省エネ。ただし差額は約21万円
新型で変わったのは、洗濯の容量、標準コースの電気と音、自動投入のタンクの数が中心です。洗濯から乾燥までの約87分、乾燥の容量7kg、本体の幅・奥行・高さは変わっていません。
- 値段を重く見るなら、型落ちのTW-127XP5で困ることはありません
- 家族が多く、1回に13kg近く洗う日があるなら、新型のTW-137XP6を選ぶ理由があります
- 洗剤・柔軟剤に加えて、おしゃれ着洗剤や漂白剤も自動で入れたいなら、新型が向いています
今の売値と差額(2026年10月2日時点)
| 型番 | 世代 | 今の売値 |
|---|---|---|
| TW-137XP6L(左開き) | 新型(2026年10月発売) | 426,739円 |
| TW-137XP6R(右開き) | 新型(2026年10月発売) | 426,739円 |
| TW-127XP5L(W)(左開き・グランホワイト) | 型落ち(2025年モデル) | 218,800円 |
| TW-127XP5R(W)(右開き・グランホワイト) | 型落ち(2025年モデル) | 218,800円 |
表の価格は、2026年10月2日に価格.comで調べた最安値です。型落ちの左開きは、送料込みでいちばん安い店の値段を載せています。
新型は色や開く向きにかかわらず、どの店もほぼ同じ値段です。型落ちのボルドーブラウンには約18.5万円の店が1つありますが、在庫は問い合わせになっていました。ほかの店はグランホワイトと同じ21万円台からです。
型落ちのTW-127XP5は、東芝の公式サイトで「生産終了品」になっています。在庫がなくなりしだい買えなくなるので、欲しい色と開く向きが決まっているなら早めに探してください。
型落ちの販売ページ
型落ち TW-127XP5L(W)(左開き・グランホワイト)
新型のTW-137XP6は、10月2日時点ではAmazonと楽天市場にまだ販売ページがありません。家電量販店の通販サイトでは予約や販売が始まっています。
公式仕様を並べてわかった「同じところ」
| 項目 | 新型 TW-137XP6 | 型落ち TW-127XP5 |
|---|---|---|
| 乾燥の容量 | 7kg | 7kg |
| 洗濯から乾燥までの時間(標準) | 約87分 | 約87分 |
| 洗濯だけの時間と電気 | 約30分・約70Wh | 約30分・約70Wh |
| 洗濯から乾燥までの水の量 | 約61L | 約61L |
| 大きさ(幅×奥行×高さ) | 645×720×1,060mm | 645×720×1,060mm |
| 本体の幅 | 600mm | 600mm |
| 乾燥方式 | ヒートポンプ式 | ヒートポンプ式 |
| 脱水中の音 | 約37dB | 約37dB |
| 操作パネル | 9.2インチのカラータッチパネル | 9.2インチのカラータッチパネル |
表は、東芝公式サイトの仕様表と商品ページから作りました。
ウルトラファインバブルで洗う方式、温水で洗う機能(5段階)、スマホ連携も、どちらにも付いています。洗濯から乾燥までの時間は、新型も型落ちも東芝の約87分のままです。
新型で変わったところは6つ
1. 洗濯の容量が13kgになった
洗濯槽の傾きを7度から4度に変えて、本体の大きさはそのままで洗濯槽の容積を約9%広げました。洗濯の容量は12kgから13kgに増えています。乾燥の容量は7kgのままなので、乾燥まで一度に回せる量は変わりません。
2. 標準コースの電気が約14%減った
洗濯から乾燥までの電気は、標準コースで約1,330Whから約1,140Whに減りました。乾燥の風の通り道を見直し、送風のファンを新しくしたためです。1kWhあたり31円で計算すると、1回あたり約41円から約35円になります。
ただし、時間のかかる「乾燥節電」で比べると、約670Whと約660Whでほとんど差はありません。電気が減ったのは標準コースだけと考えてください。
3. 洗いと乾燥の音が少し静かになった
標準コースの運転音は、洗いが約32dBから約30dBに、乾燥が約48dBから約46dBに下がりました。脱水の約37dBは変わりません。
新型には、夜の洗濯向けの「おやすみコース」も加わりました。乾燥中の音を約40dBまで抑えるコースですが、乾燥できるのは5kgまでです。
4. 自動投入のタンクが3つになった
型落ちの自動投入は、液体洗剤と柔軟剤の2つのタンクでした。新型はこれに3つ目のタンクが加わり、おしゃれ着洗剤か酸素系の液体漂白剤を入れられます。タンクの量は、洗剤が約1,200mL、柔軟剤が約1,100mL、3つ目が約900mLです。
3つ目のタンクを使う「黄ばみおとしコース」と「ウールコース」も新しく加わりました。
5. 重くなり、置ける防水パンの条件が変わった
本体の大きさは同じですが、重さは約89kgから約97kgに増えました。置ける防水パンの内側の奥行も、520mm以上から540mm以上に変わっています。今の洗濯機の置き場にそのまま入るとは限らないので、買い替えの前に防水パンを測ってください。
洗濯だけの水の量も、約80Lから約88Lに増えています。
6. 除菌の機能と色が変わった
型落ちの「ハイパワーUV」の除菌コースは、新型では「UV温風除菌」と「消臭コース」に変わりました。色は、新型がナイトグレーとルナホワイト、型落ちがボルドーブラウンとグランホワイトです。同じホワイトでも色合いが違います。
型落ちにあった「ふろ水ポンプ」は、新型の公式ページには記載がありませんでした。お風呂の残り湯を使っている家は、買う前に店で確かめてください。
約21万円の差をどう考えるか
新型で毎日の支払いが変わるのは、標準コースの電気代だけです。毎日、標準コースで洗濯から乾燥まで使うと、年間の電気代は型落ちが約15,000円、新型が約12,900円です。
電気代の差は年約2,200円なので、約21万円の値段の差を取り戻すには100年近くかかります。
新型にお金を払う理由は、13kgの容量、少し静かな運転、3つ目のタンクの3つです。この3つを毎週使うと言えるかどうかで決めるのが、後悔しない選び方です。
こんな人は型落ちのTW-127XP5で決まり
- 洗濯物は1回に12kgまでで足りる
- 自動投入は洗剤と柔軟剤だけで十分
- 防水パンの内側の奥行が540mmに足りない
- お風呂の残り湯で洗濯している
- 約21万円の差額を、設置費や長期保証、ほかの家電に回したい
こんな人は新型のTW-137XP6
- 家族が多く、13kg近くを一度に洗う日がある
- おしゃれ着洗剤や漂白剤も自動で入れたい
- 夜に洗濯することが多く、少しでも静かにしたい
- 1台を長く使うつもりで、値段の差は気にしない
買う前に確認しておきたい3つのこと
1. 防水パンの大きさ
新型は、防水パンの内側の奥行が540mm以上必要です。型落ちの520mm以上より条件が厳しくなっているので、置き場所の防水パンを測ってから選んでください。
2. 重さと搬入経路
新型は約97kgあります。玄関や廊下、曲がり角を通れるかに加えて、2階に置く場合は運び込めるかも店に相談しておきましょう。ネットで買うときの設置費や古い洗濯機の引き取りは、ネットで買う前のチェックにまとめています。
3. 型落ちは在庫と保証を確かめる
型落ちは生産が終わっているので、店によっては取り扱いが終わっています。買うときは、メーカー保証に加えて、お店の長期保証に入れるかも確かめてください。
よくある質問
Q. 電気代は新型のほうが安いですか?
標準コースなら安くなります。1回あたり約1,140Whと約1,330Whで、毎日使うと年約2,200円の差です。時間のかかる乾燥節電では、約660Whと約670Whでほとんど変わりません。
Q. 乾燥にかかる時間は短くなりましたか?
いいえ、変わりません。標準コースはどちらも約87分です。乾燥節電は約215分から約210分と、5分だけ短くなりました。
Q. 新型TW-137XP6は、いつ頃安くなりますか?
お約束はできません。発売直後のドラム式は値引きが少なく、しばらくは高い状態が続くのが普通です。日立の新型BD-STX130Pは、発売から1か月あまりで最安値が約9万円下がりました。詳しくは日立の新型と型落ちの比較をご覧ください。
Q. 他のメーカーの型落ちと比べるとどうですか?
10月2日時点の売値は、日立の型落ちBD-STX130Mが約23.5万円、パナソニックの型落ちNA-LX129Eが約31万円です。東芝の型落ちTW-127XP5は約21.9万円で、この中ではいちばん安く、洗濯から乾燥までの約87分もいちばん速い機種です。メーカーごとの違いは東芝とパナソニックの比較や日立と東芝の比較にまとめています。
まとめ
- 洗濯から乾燥までの時間、乾燥の容量、本体の大きさは、新型も型落ちも同じ
- 新型の違いは、13kgの容量、標準コースの電気が約14%減ったこと、3つ目のタンク、少し静かな運転
- 新型は重くなり、防水パンの条件も厳しくなった
- 今の差は約21万円で、電気代の差では取り戻せない
13kgの容量と3つ目のタンクを毎週使う家でなければ、型落ちのTW-127XP5が今いちばん賢い選び方です。

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