「日立と東芝、どっちのドラム式洗濯機を買えばいいか迷っている」という方は多いはずです。
どちらも国内トップメーカーで、スペックもよく似ているため、選びにくいのが正直なところです。
この記事では乾燥・洗浄力・お手入れ・電気代・価格を現行モデル同士で徹底比較します。
【2026年8月更新】両社の現行モデル(日立 ビッグドラム BD-STX130M/東芝 ZABOON TW-127XP5)の情報に全面更新しました。現行モデルは両社ともヒートポンプ乾燥になり、以前とは比較のポイントが変わっています。
先に結論:どっちを選ぶべきか
| 比較項目 | 日立(BD-STX130M) | 東芝(TW-127XP5) |
|---|---|---|
| 乾燥方式 | ヒートポンプ「らくはや風アイロン」 | ヒートポンプ「ふんわリッチ速乾」 |
| 乾燥の特徴 | ◎ しわを伸ばして乾燥 | ◎ 洗濯〜乾燥 約87分の速さ |
| 乾燥容量 | 7kg | 7kg |
| 洗濯容量 | ◎ 13kg | ○ 12kg |
| お手入れ | ◎ らくメンテ(乾燥フィルターレス) | ○ 乾燥フィルター掃除あり |
| 洗浄力 | ◎ ナイアガラ洗浄 | ◎ 抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX |
| 電気代(洗濯〜乾燥) | 標準 約1,150Wh 省エネ 約680Wh | 標準 約1,330Wh 節電 約670Wh |
| 価格目安 | 約20〜30万円 | ◎ 約19〜23万円 |
日立が向いている人:乾燥フィルター掃除をなくしたい方、しわ対策・洗濯13kgの大容量を重視する方
東芝が向いている人:電気代と価格を抑えたい方、洗濯〜乾燥の速さを重視する方
乾燥方式:現行は両社ともヒートポンプ
以前は「東芝=ヒートポンプ、日立=ヒートリサイクル」という方式の違いがありましたが、日立も2023年発売のBD-STX130J以降はヒートポンプ式になり、方式の差はなくなりました。
現在の違いは「乾燥の仕上げ方の思想」です。
日立:風アイロンでしわを伸ばしながら乾燥
日立ビッグドラムの代名詞「風アイロン」は、高速の大風量で衣類を広げながら乾かし、しわを伸ばします。
現行の「らくはや風アイロン」はヒートポンプ化で時短と省エネも両立しました。
ワイシャツやブラウスなど、しわが気になる衣類が多い家庭に向いています。
乾燥後にすぐ取り出せない共働き家庭では「しわになりにくい」こと自体が時短になります。アイロンがけの回数を減らしたい方には日立が第一候補です。
東芝:ふんわリッチ速乾で最速クラスの87分
東芝の「ふんわリッチ速乾」は、改良されたヒートポンプで洗濯〜乾燥が約87分と現行ドラム式で最速クラス。
「朝出す前に1回」「帰宅後にもう1回」といった回し方ができるのは東芝ならではです。
大風量でタオルもふんわり仕上がります。
従来モデル(TW-127XP4)の約96分からさらに短縮されており、乾燥の速さは買い替えユーザーからの評価が特に高いポイントです。1日に複数回洗濯する家庭ほど、この速さの恩恵は大きくなります。
洗浄力の比較
日立:ナイアガラ洗浄+アリエールMiRAiコース
日立の「ナイアガラ洗浄」は大量の水流で衣類全体を包み込み、汚れをしっかり落とします。
現行モデルではP&Gと共同開発した「アリエール MiRAi 高濃度洗浄」コースも搭載し、食べ物の油汚れにも強くなりました。泥汚れ・運動着が多い家庭に向いています。
東芝:抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX
東芝は水道水を微細な泡「ウルトラファインバブル」に変えて繊維の奥まで洗剤を浸透させる方式。
皮脂汚れや黄ばみ対策に強く、温水での抗菌洗浄や99%以上のUV除菌にも対応します。
洗浄力はどちらも業界トップクラスで、汚れの種類(泥系なら日立、皮脂系なら東芝)で選ぶのがおすすめです。
お手入れのしやすさ:日立の圧勝
日立の「らくメンテ」は乾燥フィルターそのものを無くした構造で、乾燥で出る糸くずは洗濯のたびに水で洗い流されます。「乾燥フィルター掃除」という作業自体から解放されるのは2026年時点で日立だけです。
東芝は乾燥フィルターの掃除が必要です(自動お掃除機能はあるものの、フィルターのゴミ捨ては残ります)。
お手入れの手間を最優先するなら日立を選んでください。
電気代の比較:コースを揃えるとほぼ互角

| 機種 | 洗濯〜乾燥1回の消費電力量 | 1回の電気代目安 | 年間電気代目安(毎日1回) |
|---|---|---|---|
| 日立 BD-STX130M(標準・約93分) | 約1,150Wh | 約36円 | 約13,000円 |
| 日立 BD-STX130M(省エネ・約200分) | 約680Wh | 約21円 | 約7,700円 |
| 東芝 TW-127XP5(標準・約87分) | 約1,330Wh | 約41円 | 約15,000円 |
| 東芝 TW-127XP5(乾燥節電・約215分) | 約670Wh | 約21円 | 約7,600円 |
※1kWhあたり31円で計算した目安です。使い方・コースにより変動します。
ここは表の読み方に注意が必要です。両社とも「速いが電気を使うコース」と「省エネだが時間がかかるコース」の2つを持っています。同じコース同士で比べないと、実態とかけ離れた結論になります。
速さを優先する標準コースで比べると、電気を多く使うのは東芝のほうです(約1,330Wh対約1,150Wh)。年間でおよそ2,000円の差になります。一方、省エネコース同士で比べると約670Wh対約680Whとほぼ互角で、差はほとんどありません。
時間で見ると、標準コースは東芝が約87分、日立が約93分と東芝がわずかに速いです。逆に省エネコースでは日立が約200分、東芝が約215分と日立のほうが短く終わります。
つまり電気代でどちらかが明確に有利ということはありません。毎日速さを優先するなら東芝、電気代を抑える使い方をするなら日立がわずかに有利、という程度の差です。選ぶ決め手は電気代よりも、乾燥フィルターの手入れや洗浄方式のほうに求めたほうが失敗しません。
日立ビッグドラムのラインナップ
現行は2025年9月発売のMシリーズです。日立を選ぶなら、ヒートポンプ+らくメンテが揃った13kgモデルを選んでください。
- BD-STX130M(最上位):洗濯13kg/乾燥7kg。7.8インチタッチパネル搭載。実売約22〜30万円
- BD-SX130M(狙い目):中身はSTX130Mとほぼ同等でボタン式。実売約20万円〜
- 注意:12kgクラスの下位モデル(BD-SV120Mなど)は乾燥が低温ヒート式。省エネ重視なら13kgモデルを
STX130MとSX130Mの実用上の違いは操作パネル(タッチかボタンか)が中心で、乾燥・洗浄・らくメンテといった基本性能は共通です。実売価格の差は2〜5万円程度あるため、タッチパネルにこだわらなければSX130Mのコスパが光ります。
東芝ZABOONのラインナップ
現行は2025年10月発売のTW-127XP5が最上位です。大型カラータッチパネルと洗剤自動投入を搭載し、実売約19〜23万円と最上位同士の比較では日立・パナソニックより数万円安いのが最大の武器です。
型落ちのTW-127XP4も同じヒートポンプ+ウルトラファインバブル洗浄で、在庫があればさらに安く買えます。機能差は洗浄・時短まわりの改良が中心なので、価格次第では型落ちも十分ありです。
主要モデルのスペック・価格比較
| メーカー | モデル | 洗濯/乾燥容量 | 洗濯〜乾燥の消費電力量 | 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 今の売値の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日立 | BD-STX130M | 13kg / 7kg | 約1,150Wh | 約630×720×1,065mm | 約22〜30万円 |
| 日立 | BD-SX130M | 13kg / 7kg | 約1,150Wh | 約630×720×1,065mm | 約20〜25万円 |
| 東芝 | TW-127XP5 | 12kg / 7kg | 標準 約1,330Wh 節電 約670Wh | 約645×720×1,060mm | 約19〜23万円 |
※価格は2026年8月時点の実勢目安です。時期・販売店により変動するため、購入前に最新価格を確認してください。
自動投入・スマホ連携などの便利機能
洗剤・柔軟剤の自動投入は両社とも搭載しています。計量の手間がなくなるだけでなく入れすぎも防げるので、一度使うと戻れない機能です。
スマホ連携も両社対応で、外出先から運転状況の確認や遠隔操作ができます。日立はスマートスピーカー連携にも対応。「帰宅時間に合わせて乾燥を終わらせる」といった使い方は共働き家庭で特に便利です。
操作パネルは、日立BD-STX130Mが7.8インチの大画面タッチパネル、東芝TW-127XP5も大型カラータッチパネルとどちらも直感的です。コース名が日本語でわかりやすく表示されるので、家族の誰でも迷わず使えます。
サイズ・設置性の比較
本体サイズは日立が幅約630mm、東芝が幅約645mm(ボディ幅は600mm)とほぼ同クラスです。どちらを選んでも設置難易度に大きな差はありませんが、ドラム式は縦型より奥行きが大きいため、購入前に必ず以下を確認してください。
- 防水パンの内寸:本体脚が収まるか(排水口の位置も確認)
- 蛇口の高さ:本体高さ約1,060mm+給水ホースのスペースが必要
- 搬入経路:玄関・廊下・階段の幅。本体幅+10cm程度が目安
- ドアの開く向き:壁の位置に合わせて左開き・右開きを選ぶ(両社とも選択可)
「設置場所には置けるのに搬入できなかった」という失敗は意外と多いです。量販店の下見サービスを活用しましょう。
家族構成別のおすすめ
洗濯物の量は1人1日あたり約1.5kgが目安。乾燥まで一度に済ませるなら、洗濯容量ではなく乾燥容量(両社とも7kg)を基準に考えるのが失敗しないコツです。
| 家族構成 | 1日の洗濯物目安 | おすすめ |
|---|---|---|
| 1〜2人暮らし | 約2〜3kg | どちらでも十分。価格と電気代なら東芝 |
| 3〜4人家族 | 約4.5〜6kg | 乾燥7kgでどちらも余裕。速さの東芝か、手間なしの日立か |
| 5人以上・まとめ洗い派 | 約7kg以上 | 洗濯13kgの日立が有利。毛布など大物にも強い |
耐久性・保証の考え方
ドラム式洗濯機の寿命は一般に10年前後が目安といわれます。日立・東芝とも国内大手で品質水準に大きな差はなく、「どちらが壊れやすい」と断言できるデータはありません。
むしろ寿命を左右するのは日々の使い方です。乾燥経路にホコリがたまると乾燥性能の低下や故障の原因になるため、手入れが自動化されている機種ほど性能を長く保ちやすいという点で、らくメンテの日立は有利です。東芝を選ぶ場合も、乾燥フィルターの掃除をこまめに行えば問題ありません。
また10万円を超える買い物なので、購入時は量販店の長期保証(5年〜10年)への加入をおすすめします。修理は乾燥ユニットや基板など高額になりがちです。
こんな人には日立、こんな人には東芝
日立ビッグドラムを選ぶべき人
- 乾燥フィルター掃除の手間をゼロにしたい
- ワイシャツなどしわになりやすい衣類が多い
- 洗濯13kgの大容量が必要(毛布・大物もまとめて洗いたい)
- 泥汚れ・運動着をよく洗う
東芝ZABOONを選ぶべき人
- 本体価格と電気代をできるだけ抑えたい
- 洗濯〜乾燥の速さを重視する(約87分)
- 皮脂汚れ・黄ばみ対策や除菌機能を重視する
- 静かさを重視する(洗い約32dB)
よくある質問(FAQ)
Q1. 型落ちモデルを買うのはあり?
ありです。東芝TW-127XP4は現行と同じヒートポンプ式。日立も2023年のJ世代以降ならヒートポンプなので、安く見つかればお買い得です。ただし日立の2022年以前の世代は旧方式(ヒートリサイクル)で電気代が高くなるため避けるのが無難です。
Q2. 洗濯13kgと12kgの差は体感できる?
日常の洗濯ではほぼ差を感じません。差が出るのは毛布や布団カバーなどの大物洗いと、洗濯物をためて一気に洗うときです。5人以上の家族やまとめ洗い派なら13kgの日立が安心です。
Q3. 乾燥はどちらがきれいに仕上がる?
しわの少なさなら風アイロンの日立、ふんわり感と速さなら東芝です。どちらも乾燥容量7kgで、乾燥の実力は現行ドラム式のトップクラス。仕上がりの好みで選んで問題ありません。
Q4. 夜間に使っても大丈夫?
東芝は洗い約32dBと静音性に定評があります。日立も日常使いで問題ない水準ですが、深夜に毎日回すなら東芝がより安心です。集合住宅では防振ゴムの併用もおすすめします。
Q5. 日立とパナソニックで迷ったら?
お手入れの手間なら日立、乾燥のふんわり感と省エネならパナソニックです。詳しくはパナソニック vs 日立の徹底比較で解説しています。
Q6. 東芝とパナソニックで迷ったら?
価格と時短なら東芝、乾燥品質と静かさならパナソニックです。東芝 vs パナソニックの徹底比較もあわせてどうぞ。
日立・東芝以外も検討したい方へ
日立とパナソニックで迷っている方は、パナソニック vs 日立 ドラム式洗濯機どっちがいい?2026年最新比較もあわせてご覧ください。
パナソニックやシャープも含めてメーカーを幅広く比較したい場合は、こちらをご覧ください。
→ ドラム式洗濯機メーカー比較!パナソニック・日立・東芝・シャープの違いを解説【2026年版】
東芝とパナソニックの2社で迷っている方は、こちらで7項目を徹底比較しています。
→ 東芝 vs パナソニック ドラム式洗濯機どっちがいい?2026年徹底比較
具体的な機種まで絞り込みたい方は、おすすめ5選もご参考に。
→ ドラム式洗濯乾燥機おすすめ5選【2026年】後悔しない比較と選び方
購入前に知っておきたいこと
どちらのメーカーを選んでも、ドラム式洗濯機には定期的なメンテナンスが必要です。
乾燥フィルターや洗濯槽のお手入れを怠ると、乾燥力の低下や嫌なニオイの原因になります。
→ ドラム式洗濯機の掃除方法を場所別に解説!頻度・手順・おすすめグッズまとめ
→ 買ってはいけないドラム式洗濯機の特徴5つ!後悔しない選び方も解説
→ ドラム式洗濯機は二度と買わない?後悔した8つの理由と失敗しない選び方
まとめ:日立 vs 東芝、最終的な選び方
現行モデルでは両社ともヒートポンプ乾燥になり、乾燥品質の差は小さくなりました。決め手はこの2つです。
- 日立:乾燥フィルターレスの「らくメンテ」と風アイロンのしわ対策、13kgの大容量。手間を減らしたい方・大家族向け
- 東芝:洗濯から乾燥まで約87分という速さと、価格の安さ。時短を優先する方向け(ただし標準コースは約1,330Whと電気を使います)
どちらを選んでも後悔しないために、設置スペース・搬入経路の確認を購入前に必ず行ってください。ドラム式はサイズが大きく、玄関や廊下を通れないケースがあります。
シャープも候補に入れたい方は、シャープ vs 東芝 ドラム式洗濯機どっちがいい?で東芝とシャープを直接比べています。


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