ジャクリのポータブル電源は、使いたい家電の消費電力と、旧型か新型かで選ぶと失敗しにくくなります。ジャクリは2026年7月に1000 Newと2000 Newの後継機を出しました。2026年10月12日の公式ストアでは、2000 Newの後継の2000 New V2が109,890円で、ほかの店に残る旧型(158,000円から)より安く買えます。
この記事では、値段の安い順に5機種を紹介し、それぞれの弱点と合わない人も書いています。値段は、2026年10月12日に価格.comの各商品ページで調べた最安値です。価格.comに載っていない2000 New V2は、公式ストアの値段です。値段は日々変わるため、買う前に最新の値段を確かめてください。
ジャクリのポータブル電源選びで後悔する人に共通する原因
ポータブル電源で後悔する人の多くは、容量の数字だけを見て選んでいます。見落としやすいのは次の3つです。
1つ目は、定格出力が足りないことです。定格出力は、同時に使える電力の上限です。たとえば定格出力が500Wの機種では、消費電力が500Wを超える家電は使えません。
2つ目は、重さを見落とすことです。この記事の5機種は、約3.6kgから約18.6kgまで差があります。1,000Wh以上の機種は10kgを超えるので、車からテントまで運ぶ、2階に置くといった使い方では負担になります。
3つ目は、旧型と新型の違いを知らずに買うことです。旧型は値下がりしていることが多い一方、充電を繰り返せる回数が少ないなど、新型と違う点があります。2000 Newのように、新型のほうが安く売られている場合もあります。
ジャクリのポータブル電源の選び方
容量(Wh)は使う時間から決める
容量は、ためておける電気の量です。Wh(ワット時)の数字が大きいほど、長い時間、多くの機器を使えます。スマホの充電やLEDランタン、日帰りの外出なら300Wh前後、1〜2泊のキャンプや車中泊なら500〜600Wh、家族での防災用や長い車中泊なら1,000Wh以上がひとつの目安です。
定格出力(W)は使いたい家電の合計で決める
使いたい家電の消費電力を足して、定格出力がそれを上回る機種を選んでください。電気毛布やノートパソコンは数十Wのものが多い一方、炊飯器や電子レンジ、ドライヤーには数百Wから1,000W以上のものがあります。家電の消費電力は、本体のラベルか取扱説明書で確かめてください。
電池の寿命と保証を確かめる
充電を繰り返せる回数は機種によって違い、240 New・1000 New・2000 New V2は約4,000回、500 New・600 New・1500 New・1000 New V3は6,000回です。毎日充電して長く使う人ほど、この差が大きくなります。(出典:メーカー公式、家電 Watch、トラベル Watch)
保証は、公式ストアで買うと3年に無料の延長2年を足した5年です。ほかの店で買うときは、保証の条件を買う前に確かめてください。(出典:メーカー公式)
ジャクリのポータブル電源おすすめ5選
値段の安い順に紹介します。順位ではなく、使いたい家電と予算で選んでください。
ポータブル電源 240 New|スマホやノートパソコンの充電が中心の人に
今の売値は32,800円で、5機種の中でいちばん安い機種です。容量は256Wh、定格出力は300W、重さは約3.6kgです。出力はAC×1、シガーソケット×1、USB-A×1、USB-C×2の5つで、緊急充電モードを使うと約1時間でフル充電できます。(出典:家電 Watch、メーカー公式)
弱点は、ACコンセントが1口で、定格出力が300Wであることです。炊飯器や電気ケトルなど消費電力の大きい家電には向きません。容量1Whあたりの値段は約128円で、5機種の中でいちばん割高です。価格.comの出品はJackeryJapanの1店だけでした。
向いているのは、日帰りのキャンプや停電時にスマホ・ノートパソコン・照明を動かしたい人です。電気毛布を一晩中使いたい人や、調理家電を使いたい人には合いません。

ポータブル電源 600 New|1〜2泊のキャンプや車中泊に
今の売値は58,100円です。2025年10月27日に発売された中容量の機種で、容量は640Wh、定格出力は500W(瞬間最大1,000W)、重さは約6.4kgです。電池は6,000回充電でき、最短1.7時間でフル充電できます。停電したときに自動で電気を切り替えるUPS機能も付いています。(出典:メーカー公式)
公式ストアでは「販路限定」の機種として扱われていて、公式ストアでは買えません。家電量販店などで買う形になるので、保証の条件はお店で確かめてください。
同じ定格出力500Wの500 New(512Wh、約5.7kg)は、公式ストアで55,840円です。600 Newより2,260円安く、0.7kg軽い代わりに、容量は128Wh少なくなります。充電できる回数はどちらも6,000回で、UPS機能もあります。少しでも安く軽くしたい人は500 Newも候補です。(出典:メーカー公式、価格.com)
Jackery ポータブル電源 500 New を公式ストアで見る![]()
弱点は、定格出力が500Wで、消費電力がそれを超える家電は使えないことです。重さは約6.4kgあり、240 Newより約2.8kg重くなります。
向いているのは、1〜2泊のキャンプや車中泊で、電気毛布や扇風機、ノートパソコンを使いたい人です。電子レンジなど大きな家電を使いたい人には合いません。
ポータブル電源 1000 New(旧型)|旧型と知ったうえで1,000Whを安く買いたい人に
この1000 New(1,070Wh)は旧型です。後継の1000 New V3が2026年7月24日に発売されています。 V3は容量1,024Wh、重さ約10.6kgで、充電できる回数が約4,000回から6,000回に増えました。V3の公式ストアの値段は、2026年10月12日時点で82,350円(通常109,800円)です。(出典:メーカー公式)
旧型の1000 Newは、今の売値が69,484円で、V3より12,866円安く買えます。容量は1,070Wh、定格出力は1,500W(瞬間最大3,000W)、重さは約10.8kgです。緊急充電モードを使うと最速60分でフル充電できます。2026年10月12日の価格.comでは、ポータブル電源の売れ筋2位でした。(出典:メーカー公式、トラベル Watch、価格.com)
弱点は、充電できる回数が約4,000回で、V3の6,000回より少ないことです。毎日充電して長く使いたい人ほど、この差が大きくなります。今の最安値はJackeryJapanの出品で、ほかの店は83,393円と119,800円でした。
向いているのは、10kg前後を運べて、7万円前後で1,000Whクラスを用意したい人です。新しい機種を長く使いたい人は、約1.3万円の差でV3を選ぶ方法もあります。

Jackery ポータブル電源 1000 New(旧型)
- 容量:1,070Wh|定格出力:1,500W
- 重さ:約10.8kg
- 充電できる回数:約4,000回(後継のV3は6,000回)
後継の1000 New V3を公式ストアで見る
ポータブル電源 1500 New|家族の防災用に大きな家電も使いたい人に
今の売値は92,876円です。2025年11月10日に発売された機種で、容量は1,536Wh、定格出力は2,000W(瞬間最大4,000W)です。ACコンセントは3口あり、約1.5時間でフル充電できます。電池は6,000回充電できます。(出典:トラベル Watch、メーカー公式)
弱点は、重さが14.5kgあることです。持ち運ぶより、家に置いて停電に備える使い方が中心になります。価格.comの出品はJackeryJapanの1店だけでした。
向いているのは、3〜4人の家族で停電に備え、電子レンジや電気ケトルも使いたい人です。1人で持ち運ぶことが多い人には合いません。

ポータブル電源 2000 New V2|長い停電に備えたい人に
公式ストアの値段は、2026年10月12日時点で109,890円(通常199,800円)です。2026年7月中旬に発売された2000 Newの後継機で、容量は2,048Wh、定格出力は2,200W、重さは約18.6kg、ACコンセントは3口です。電池はリン酸鉄リチウムイオン電池で、約4,000回充電できます。(出典:メーカー公式、家電 Watch)
旧型の2000 New(2,042Wh、17.9kg)は、ほかの店では158,000円からで、新型のV2のほうが安く買えます。 価格.comの「2000 New」の最安値109,890円もJackeryJapanの出品で、公式ストアの値段と同じでした。(出典:価格.com、メーカー公式)
弱点は、重さが約18.6kgで、5機種の中でいちばん重いことです。持ち運んで使うのには向きません。公式ストアの値段は値下げ中のもので、いつまで続くかは書かれていません。
向いているのは、長い停電に備えて家に置いておきたい人です。持ち運んで使いたい人には合いません。

Jackery ポータブル電源 2000 New V2
- 容量:2,048Wh|定格出力:2,200W
- 重さ:約18.6kg|ACコンセント:3口
- 充電できる回数:約4,000回
ジャクリのポータブル電源5機種の比較表
値段は、2026年10月12日に価格.comの各商品ページで調べた最安値です(2000 New V2は公式ストアの値段)。
| 商品名 | 今の売値 | 主なスペック | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ポータブル電源 240 New | 32,800円 | 256Wh/定格300W/約3.6kg | スマホやノートパソコンの充電が中心の人 |
| ポータブル電源 600 New | 58,100円 | 640Wh/定格500W/約6.4kg | 1〜2泊のキャンプや車中泊をする人 |
| ポータブル電源 1000 New(旧型) | 69,484円 | 1,070Wh/定格1,500W/約10.8kg | 旧型と知ったうえで1,000Whを安く買いたい人 |
| ポータブル電源 1500 New | 92,876円 | 1,536Wh/定格2,000W/14.5kg | 家族の防災用に大きな家電も使いたい人 |
| ポータブル電源 2000 New V2 | 109,890円(公式ストア) | 2,048Wh/定格2,200W/約18.6kg | 長い停電に備えて家に置きたい人 |
使う場面ごとの選び方
キャンプで使うなら、運ぶ距離と使う家電で決めると選びやすくなります。スマホやランタンだけなら240 New、電気毛布や扇風機も使うなら600 Newか500 Newが候補です。
車中泊では、寝ている間も電気毛布などを使い続けることが多いため、1泊なら600 New、2泊以上や家族での車中泊なら1000 New以上が目安です。
防災用なら、1人暮らしや2人なら1000 New、3人以上の家族で電子レンジも使いたいなら1500 Newか2000 New V2が候補です。ジャクリは自己放電を抑える設計をうたっていて、たとえば500 Newは満充電で1年保管すると約10%減るとメーカーは案内しています。年に数回は残量を確かめて充電してください。(出典:メーカー公式)
ジャクリというメーカーについて
ジャクリは2012年にアメリカ・カリフォルニアで生まれたブランドで、日本では2019年に設立された株式会社Jackery Japanが販売しています。メーカーは、日本国内のポータブル電源とポータブルソーラーパネルの市場で、2019年から2025年まで各年の販売額と販売台数が1位だったと発表しています(フロスト&サリバン社、2026年3月調査)。(出典:メーカー公式、PR TIMES)
安全面では、BMS(電池を管理する仕組み)に、温度制御、過電圧・過電流保護、ハニカムセル隔離、8項目の安全管理、電圧バランス回路、残量監視の6つの機能をまとめていると説明しています。充電の技術「ChargeShield 2.0」には62の保護機能があるとしています。(出典:メーカー公式)
正直に伝えたいポータブル電源の弱点
ポータブル電源は、家の電気をすべて代わりにしてくれる機械ではありません。1,000Whの機種でも、消費電力1,000Wの家電を使うと、計算上は1時間ほどで電気がなくなります。
容量が大きい機種ほど1Whあたりの値段は下がり、今回の5機種では240 Newが約128円、2000 New V2が約54円でした。ただし重さも増え、1500 Newは14.5kg、2000 New V2は約18.6kgあります。
旧型と新型は、値段の差が店や時期で大きく変わります。1000 Newは旧型のほうが約1.3万円安く、2000 Newは新型のほうが安いというように、どちらが得かは機種ごとに違います。買う前に、旧型と後継機の両方の値段を確かめてください。
まとめ
ジャクリのポータブル電源は、使いたい家電の消費電力と、運べる重さで選ぶと後悔しにくくなります。
スマホやノートパソコンの充電が中心なら240 New、1〜2泊のキャンプや車中泊なら600 New(安く軽くしたいなら500 New)、7万円前後で1,000Whを用意したいなら旧型の1000 New、家族の防災用なら1500 New、長い停電に備えるなら2000 New V2が候補です。
旧型と新型のどちらが安いかは機種ごとに違うので、買う前に後継機の値段と比べてから選んでください。


コメント