シャープのドラム式洗濯機に、2026年9月10日発売のES-12X2が加わりました。1つ前の上位機ES-12X1と比べると、洗い方が新しい「バブルジェット洗浄」になり、乾燥の制御も見直されています。
一方で、10月16日時点の値段の差は約16.8万円あります。シャープ公式の仕様表を2機種そろえて突き合わせ、何が変わって何が同じなのか、その差に16.8万円を払う価値があるのかを整理しました。
洗濯から乾燥までの時間、電気、水の量、運転音、大きさ、重さは、新型も型落ちもまったく同じ数字です。
性能の数字は同じで、差額は約16.8万円
新型で変わったのは、洗い方の方式、乾燥の制御のしかた、スマホから本体に保存できるコースの数の3つです。容量、時間、電気、水、音、大きさ、重さといった公式の仕様表の主な数字は、どれも変わっていません。
- 値段を重く見るなら、型落ちのES-12X1で困ることはありません
- 新しい洗い方を選びたい人や、スマホのコースを何種類も本体に入れて使い分けたい人は、新型のES-12X2を選ぶ理由があります
今の売値と差額(2026年10月16日時点)
| 型番 | 世代 | 今の売値 |
|---|---|---|
| ES-12X2-HL(左開き・グレイングレー) | 新型(2026年9月発売) | 354,301円 |
| ES-12X2-WL(左開き・マットホワイト) | 新型(2026年9月発売) | 354,302円 |
| ES-12X1-WL(左開き・マットホワイト) | 型落ち(2025年9月発売) | 186,601円 |
| ES-12X1-HL(左開き・グレイングレー) | 型落ち(2025年9月発売) | 195,798円 |
表の価格は、2026年10月16日に価格.comで調べた最安値です。右開きは、新型が354,302円から、型落ちが195,059円からでした。
新型は、楽天市場の家電店では39万円台から41万円台の値段も見られます。最安値の店とは4万円から6万円ほどの開きがあるので、買う前に何店か見比べてください。
型落ちのES-12X1は、10月16日時点でシャープ公式サイトに生産終了の表示はありません。価格.comの洗濯機の売れ筋ランキングでも10位に入っており、まだ普通に買える状態です。ただし、型落ちは在庫が減ると値上がりすることがあります。
2機種の販売ページ
下のボタンは、それぞれ1つの店の販売ページにつながります。表の価格.comの最安値とは値段が違うことがあります。新型のボタンからつながる楽天市場の店は、10月16日時点で395,930円でした。
型落ち ES-12X1-WL(左開き・マットホワイト)
新型 ES-12X2-WL(左開き・マットホワイト)
公式仕様を並べてわかった「同じところ」
| 項目 | 新型 ES-12X2 | 型落ち ES-12X1 |
|---|---|---|
| 洗濯/乾燥の容量 | 12kg/6kg | 12kg/6kg |
| 洗濯から乾燥までの時間 | 約150分 | 約150分 |
| 洗濯から乾燥までの電気 | 590Wh | 590Wh |
| 洗濯だけの電気 | 65Wh | 65Wh |
| 水の量(洗濯から乾燥まで) | 49L | 49L |
| 運転音(洗い/脱水/乾燥) | 32/39/42dB | 32/39/42dB |
| 大きさ(ホースを含む) | 幅640×奥行719×高さ1,120mm | 幅640×奥行719×高さ1,120mm |
| 本体の幅 | 596mm | 596mm |
| 置ける防水パン | 内側の奥行540mm以上 | 内側の奥行540mm以上 |
| 重さ | 約80kg | 約80kg |
| 自動投入 | 液体洗剤・柔軟剤 | 液体洗剤・柔軟剤 |
| 色 | マットホワイト・グレイングレー | マットホワイト・グレイングレー |
表は、2機種ともシャープ公式サイトの仕様ページから作りました。容量、時間、電気、水、音、大きさ、重さのすべてで、新型と型落ちの数字が一致しています。
洗濯から乾燥までの電気590Whは、全国家電製品公正取引協議会が示す電気代の目安単価(1kWhあたり31円)で計算すると1回約18円です。毎日1回使うと年約6,700円ですが、この金額も2機種で同じです。
新型で変わったところは3つ
1. 洗い方が「バブルジェット洗浄」になった
型落ちのES-12X1は、細かい水滴を勢いよく吹きつける「マイクロ高圧洗浄」で、水滴の数は毎秒100万個以上です。新型のES-12X2は、細かい泡で汚れを浮かせてから水滴を吹きつける方式に変わり、水滴の数は毎秒150万個以上になりました。
シャープの発表では、水滴の数は型落ちの約1.5倍です。ただし、汚れの落ち方を2機種で比べた数字は、公式の発表には見当たりませんでした。洗濯の時間、水の量、電気は同じです。
2. 乾燥の名前が「ふわカラハイブリッド乾燥」に変わった
型落ちの乾燥は「ハイブリッド乾燥NEXT」、新型は「ふわカラハイブリッド乾燥」という名前です。新型の乾燥は、ヒートポンプ(エアコンと同じ仕組みで温風を作る部品)に補助のヒーターを組み合わせた方式だと、シャープは発表しています。型落ちの仕様ページには、乾燥の名前以外の説明はありません。
新型は、温度と湿度のセンサーで衣類の乾き具合を見分け、ヒーターとコンプレッサーの動かし方をAIで決めるとシャープは説明しています。乾きムラとシワを減らすための制御です。一方で、乾燥までの時間(約150分)と電気(590Wh)の数字は型落ちと同じです。
3. 本体に保存できるダウンロードコースが1つから4つになった
スマホの専用アプリ(無料)からは、タオル用などの専用コースを本体にダウンロードできます。型落ちは本体に1つしか保存できませんでしたが、新型は4つまで保存できます。
アプリを使わない人には関係のない違いです。なお、生成AIを使ったサービスへの対応は、型落ちのES-12X1にもあります。
約16.8万円の差をどう考えるか
差額の約16.8万円は、型落ちのES-12X1の本体価格(約18.7万円)の約9割にあたります。型落ちを選んだ場合と比べて、型落ちほぼ1台分のお金を上乗せすることになります。
電気、水、時間の数字が同じなので、この差額は電気代や水道代で取り戻すことはできません。新型を選ぶかどうかは、新しい洗い方と乾燥の制御、コースの保存数の3つに価値を感じるかどうかだけで決まります。
新型の値段は、これから下がる可能性があります。日立の新型BD-STX130Pは、9月中旬に約39万円だった最安値が10月初めに約30万円まで下がりました。シャープの新型が同じように動くとは限りませんが、急がないなら値動きを見てから決める手もあります。
こんな人は型落ちのES-12X1で決まり
- 洗濯から乾燥までの時間や電気代が、新型と同じなら十分な人
- スマホのアプリをあまり使わない人
- 浮いた約16.8万円を、設置費用や洗剤、ほかの家電に回したい人
- 今すぐ買い替えたい人(型落ちは今のところ普通に買える)
こんな人は新型のES-12X2
- 泡で汚れを浮かせてから洗う、新しい洗い方を選びたい人
- タオル用など、ダウンロードコースを何種類も本体に入れて使い分けたい人
- できるだけ長く使うつもりで、いちばん新しいモデルを選びたい人
買う前に確認しておきたい3つのこと
1. 防水パンの大きさ
2機種とも、置ける防水パンは内側の奥行が540mm以上のものです。今の防水パンの内側を、メジャーで測っておいてください。
2. 重さと運び込む通り道
重さは約80kg、本体の幅は596mmです。玄関、廊下、洗面所の入口の幅が足りるか、運び込む前に確かめておくと安心です。
3. 型落ちは在庫と保証を確かめる
型落ちは、色や開く向きによって在庫の量が違います。欲しい色と開く向きを決めてから探し、店の延長保証があるかもあわせて確かめてください。
よくある質問
Q. 電気代は新型のほうが安いですか?
同じです。洗濯から乾燥までの電気は2機種とも590Wh、洗濯だけの電気も2機種とも65Whです。
Q. 乾燥にかかる時間は短くなりましたか?
変わっていません。洗濯から乾燥までの目安は、2機種とも約150分です。
Q. 同時に発表されたES-12P2とはどう違いますか?
ES-12P2も新しい「バブルジェット洗浄」を積んでいますが、「ふわカラハイブリッド乾燥」はES-12X2だけです。洗濯から乾燥までの電気は、ES-12P2が700Wh、ES-12X2が590Whです。
Q. 他のメーカーの型落ちと比べるとどうですか?
日立、パナソニック、東芝も、2026年秋に新型を出しています。それぞれの新型と型落ちの違いは、日立の新型と型落ちの比較、パナソニックの新型と型落ちの比較、東芝の新型と型落ちの比較にまとめました。メーカーごとの得意なところは、ドラム式洗濯機メーカー比較で整理しています。
まとめ
シャープのES-12X2とES-12X1は、洗濯から乾燥までの時間、電気、水、音、大きさ、重さが同じです。新型で変わったのは、洗い方、乾燥の制御、スマホのコースの保存数の3つでした。
約16.8万円の差額に見合う違いはないと感じるなら、型落ちのES-12X1を選んで困ることはありません。新しい洗い方に価値を感じる人は、新型の値動きを見ながら選んでください。

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